結婚、出産など人生のライフイベントによって
働き方が左右されることが多い女性。
女性が抱く仕事の悩みやキャリアの描き方について、
毎回テーマを設定し考えていこうと思います!
どうぞおつきあいください。
「女の転職は30まで。
30を超えると選べる仕事の幅がせまくなる」
そんなことをよく聞きませんか?
実際私(28歳)もそう思っている人間です。
というか、そう思っていたので転職を決意した、というのもあります。
しかし、なぜそう言われているのでしょうか?
そしてそれは事実なのでしょうか・・・?
こんな調査報告がありました。
(出典:WOMANTYPE)
世の多くの女性が30過ぎると転職に不利になると考えているようです。
まず、30という年齢は女性にとっても転機を迎えている人が多いこと。
結婚や出産、もっともピークなのが30歳前後です。
働き方の面で様々なネックがあることがあげられると思います。
でもこれってしょうがない話で、
そういう希望がある中で転職活動しようとすれば、選べる仕事が限られるのは当たり前です。
また、こういうパターンも。
私自身(当時27歳)の場合、とくにそういった希望はありませんでした。
仕事はバリバリやりたい。転職して新しいことにチャレンジしてみたい。
私のような20代女性の転職理由も、
下記の調査にもあるように多いようです。
では、企業の30代女性の採用についての評価はどうでしょうか?
実際に弊社コンサルタントの栃木県での採用事例です。
31歳女性(独身)
■前職:商品企画
■転職理由:栃木へのUターンを希望して首都圏より転職
■採用企業/職種:住宅メーカー/販促企画職
■採用の決め手:
20代につとめた会社での経験やスキルはもちろん、
人としての魅力、コミュニケーション能力の高さが即戦力につながり採用!
(過去ブログ:http://rs-tochigi.net/blog/2013/10/u.html)
30歳女性(独身)
■前職:理系職
■転職理由:栃木へのUターン
■採用企業/職種:WEB会社/営業
■採用の決め手:
営業職は未経験、でも学生時代にがんばってきたエピソードや
人間性、一緒に働きたいと思わせるコミュニケーション能力の高さが評価され採用!
どちらの女性も独身ですが、もちろん今後結婚や子育てなど働き方に変化がありえる前提での採用。
2人の採用の決め手を見てもわかるように、
決して年齢だけで採用されないということはないんです。
30代とはいかに20代までの人生を一生懸命生きてきたかが仕事や人間性につながってきます。
この2人の女性は、そこを評価され希望の転職が実現しているのです。
また、あえて30~40代の女性の採用を行っている会社もあります。
業界や職種、対峙するお客様の層によって、
すぐに即戦力となるような人生経験をもった年代の女性を採用している例も。
つまり「30代女性の壁」とは、
年齢ではなく、企業の「採用基準が上がる」こと、ではないでしょうか?
でもこれって女性だろうと男性だろうと同じです。
ポテンシャルを評価される20代と違って、
すぐに活躍してくれるかどうかが30代には問われます。
どんな20代、どんな人生を送ってきたか。
自分のできること(価値)は何なのか。
これがしっかり企業に伝わり、
企業の求める人物像と合致すれば、
子供がいようと30代で未経験だろうと、企業は採用してくれると思います。
また、「働きたい!」という意欲はとても大切です。
とくに働き方に制約がある女性は、結婚しても子育てがあっても、仕事を頑張りたい!
そんな気持ちを熱意をもって伝えること。
仕事への意欲を見せれば、きっと応援してくれるはずです。
いかがでしょうか?
最後に、弊社コンサルタントよりこんなアドバイス。
「私なんてなんもできない、と自分の価値を感じられていない人が多い。
自信をもって希望の転職をかなえてほしい。」
謙遜するのではなく、自分がどんなことができるのかを明確にしてみましょう。
<第一回のまとめ>―――――――――――――――
30代女性の転職の難しさは、
年齢ではなく、採用基準があがることに理由がある。
自分のこれまでの仕事や人生を棚卸しし、
仕事への意欲、自分の価値を熱意をもって伝えること。
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以上!
この記事が少しでも同世代の転職に悩む女性のヒントとなれば、幸いです!
第二回は「シングルマザーの転職」について考えてみます。
お楽しみに!(してくれたら嬉しいです)
リージョンズ株式会社 島田
栃木県で転職活動をお考えの方は、ぜひご相談ください。