転職成功者インタビュー

ホテイヤトーヨー住器株式会社
佐伯涼太さん(仮名・営業) 30歳

視野を拡げて出会えた会社。尊敬できる上司と働けることが幸せです。

佐伯涼太さん(仮名)は、栃木県の地元を離れ10年以上が経過。希望のアパレル業界に就職し店長として活躍、スーパーバイザーへの昇格も手の届くところにあった。しかし両親が体調を崩したことで地元へのUターンを意識するようになる。前職を退職し地元へ住まいを移してからの転職活動に一度は行き詰まるも、転職先候補としてアパレル以外にも視野を拡げたことで、本当に求めている会社と出会うことができた。現在は栃木県本社の住宅機材商社の営業としてのキャリアをスタートさせ、尊敬できる上司と働けることが幸せと語る佐伯涼太さんにお話を伺った。(※本記事の内容は、2016年7月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで27日間

転職前

業種
アパレル
職種
店長
業務内容
店舗の運営管理、メンバーマネジメント

転職後

業種
住宅設備商社
職種
法人営業
業務内容
ビルダー向け住宅設備の営業

希望のアパレル業界で仕事も順調。それでも家族を想い地元に戻る

現在のお仕事はどんな内容ですか?

栃木県本社の住宅機材商社でビルダー営業をしています。ビルダーとは工務店や大工さんのことで、新築やリフォームの際に必要な商品を当社から購入してもらうための営業活動となります。商品はいろいろありますが、簡単に言うと住宅の敷地内で使うものほぼすべてです。そのなかでも、いまは開口部に用いるアルミサッシの取扱いが一番多いですね。外回りが中心となりますが、見積り作成なども営業の役割となりますので、朝夕は社内にいることも多いです。実際に商品を配送、施工する以外のことは営業の役割なので仕事の幅はかなり広いと思います。

入社前のご経歴を教えてください。

栃木県宇都宮市出身で、地元の高校を卒業後、東京の専門学校へ進学しました。実は大学受験もして合格していたのですが、当時アパレルに興味を持っていて、それであれば専門学校の方が近道だろうと考えました。苦労しましたが何とか大手アパレル会社に就職できて、埼玉県や神奈川県の合計5つの店舗で約8年勤務しました。うち6年は店長として店舗管理などマネジメント業務もさせてもらいました。昨年に栃木に戻ってくるまで、かれこれ10年以上も地元を離れていたことになります。

転職のきっかけは?

仕事は順調だったので、家族のことが転職の理由ですね。両親がともに体調が思わしくなく、同居する祖母も高齢で介護が必要な状況になっていました。私以外の兄姉はみんな結婚して実家を離れていましたので、簡単には動けません。そのため、4人兄弟の末っ子なのですが私が実家に戻るのがベストだろうと考えました。実は私個人としても、家族のことがなくてもいつかはと思っていましたので、30歳という節目のこのタイミングで栃木県に戻ることを決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

退職する2年前くらいから転職は考えていましたが、本腰が入らなかったせいか、なかなか前に進めませんでした。長く勤めていたので居心地が良かったことや、次のステップとしてスーパーバイザーが見えていたこともあると思います。でもそれではダメだと思って、思い切って退職をして栃木の実家に戻ってきました。本格的な転職活動はそれからですね。最初は同業界のアパレルで探していたのですが、なかなかしっくりくる仕事に出会えなくて、これまでの経験を活かせる仕事は他にないだろうかと視野を拡げて探していきました。

今の会社に決めた理由は?

アパレル以外で考えたときに、候補に挙がったのが今の会社が取扱うエクステリアでした。アパレルが人を飾る仕事だとすれば、エクステリアは住宅を飾る仕事。人が住宅にかわっただけだと考えて応募し、受けた社長との面接が、今の会社に決めた最大の理由ですね。自分がこうなりたいとか、こうあるべきという価値観にぴったりマッチしていたことが大きかったです。例えば私はトップダウンではなく、ある程度自分で考えて動いていきたいと思っていましたので、社員に仕事を任せる社長の考え方にとても共感できました。

未経験からの営業。尊敬できる上司に恵まれ充実の日々を送る。

転職していかがでしたか?

転職して良かったなと思います。前職では決められたことがたくさんあって、そのなかで成果を出すことがミッションだったのですが、いまは自己責任のもと自分で決めて仕事をすることができます。営業は未経験からのスタートでしたが、成果を出すにも失敗をするにも自分次第という環境がすごく合っていると感じています。やっぱり仕事はやらされるものではなくて、自分からやるものだと思いますし、だからこそ楽しめるのだと思います。ついつい残業してしまうこともありまして、今日も社長に「長い時間やればいいというものではないんだぞ、いかに効率よくやるかということも考えなさい」と言われてしまいましたが。

生活面での変化はいかがですか?

前職では週休2日のシフト勤務だったのですが、いまは日曜と隔週土曜休みになりました。出勤時間も毎日決まっていますし、とてもリズム良く生活ができていると思います。あと店頭に立つための毎月購入していた洋服代がかからなくなったことも大きいですね。極端な話、私服は週末しか必要ないですから、コーディネートはワンパターンでも暮らせてしまいます。

困っていることや課題はありますか?

業界未経験での入社ですので、覚えなくてはならないことが山ほどあることですね。毎日毎日やっても勉強は尽きないです。本当はカタログにある商品の構造や実際に取り付けるときにどういうものが必要かなど、すべて頭に入っていなければなりません。いまは受注してからもこれで本当に大丈夫かという確認に、まだまだ多くの時間を取られてしまっています。部材が一つでも間違ってしまったり足りなかったりすると納期が遅れてしまいますし、手配した職人さんの時間も無駄になってしまいます。そのプレッシャーはありますね。

転職してよかったと思うことは?

前職は業界特性かもしれませんが離職率が高い会社でしたので、頼れる上司があまりいませんでした。振り返れば孤独のなかで仕事をしていたのだと思います。いまは、いざとなったら社長もフォローしてくれますし、自分以上に仕事が好きな上司がいて、それが自分自身の活力になっています。自分がどれだけ頑張っても追いつけないかもと思ってしまうような尊敬できる人と一緒に仕事ができているということが本当に幸せですね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

偽りなく自分の気持ちを相手に伝えてほしいと思います。熱い思いがあるのであれば、面接でそれを伝えてほしいですね。未経験の業界や職種の場合、分からないこともたくさんあると思うのですが、そのときはあてずっぽうでもいいから伝える。そうしないことには本当に自分自身が納得できる会社とは出会えませんし、出会ってもそれに気づけないと思うのです。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
佐藤 照昭

佐伯さんとは弊社の面談ルームではじめてお会いしました。気さくな人柄の一方で、仕事に対しては非常にストイックな考えをお持ちでした。店長として自分自身が納得いく店舗づくりのために、閉店後も深夜まで作業をするなど、仕事のエピソードを楽しそうに語る姿が印象に残っています。真剣に仕事に向き合ってきた佐伯さんだからこそ、今回の転職もただ地元に戻るだけではなく、どういう仕事をするかを大切にされていたのだと思います。ホテイヤトーヨー住器株式会社での仕事は、当初伺っていたご希望の業界・職種とは異なるものでしたが、社長と佐伯さんの考え方に一致点を感じたため、弊社から提案させていただきました。面接で社長から会社と社員に対する思いを聞き、その場で入社の意向を固められたと伺っています。「暮らしたいところで思い切り働く」ことを実現したリージョナルヒーローとして、今後の更なるご活躍を期待しています。

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る