2012/10/26Fri
だから、仕事をする人は、
仕事そのものに情熱を注げなければ、
何のために生きているのかわかりません。
仕事は「世のため・人のため」でなければ価値がありませんが
一方で「自分のため」でもなくてはならないと思います。
ここでいう「自分のため」とは金銭的報酬のことではありません。
仕事を通じて自らを高めることを「自分のため」と表現しています。
人間は無限の可能性を持っています。
その貴重な可能性を持った、ひとりひとりの人材が、
自分の持てる本領をいかんなく発揮してこそ世の中が良くなっていくはずです。
「一燈照偶」という言葉があります。
一人ひとりが、燈(ともしび)となって一隅を照らす。
ひとつの燈はほんの小さなものであっても、
その燈が何千、何万と集まることで、万燈照国、国も輝いていく。ということです。
良く「仕事は遊びじゃない」という言葉を聞きます。
この言葉には仕事はつらいもの、我慢すべきものという諦めの響きがあります。
プロ意識は大切です。我慢しなければならないことも当然あります。
しかし、敢えて誤解を恐れずに言うと、
自分の可能性を抑えつけてまで、諦めて我慢していては本末転倒です。
仕事を通じて自分を高め輝かせ続けることを、決して、諦めてはいけない、と思います。
人間には無限の可能性があるのですから。