2012/11/ 2Fri
先日、地元の中小企業(製造業)の社長と約2時間ほど話をさせて頂く機会がありました。
その社長は元大手メーカーの技術職でしたが、30代で独立、起業。
その後、現在まで、同社のトップとして経営を続けています。
従業員数は20人前後であり、決して大企業とは言えません。
(いわゆる中小企業と言えるでしょう)。
給与は大企業に比べて低いことも事実。
ではどういう方が中小企業で活躍するのか。
中小企業で働くメリットはどういうところにあるのか。
社長のお考えを伺ってみました。
答えとなるキーワードは『スピード』と『ものづくりの原点』の2つ。
『スピード』
技術者であれば誰しもが、「このアイディアを商品にしたい」と願うことがあります。
大企業では、それを実現するには何人もの上司に承認を得る必要があるでしょう。
場合によっては稟議書が必要になることも。
しかし中小企業では決裁者である社長が自分の目と鼻の先。
自分の想いを熱く語れば、数分で承認を得ることもできるかもしれません。
このスピード感覚で、考えを実行に移せることが、中小企業で働くメリットであり、やりがいにもなるのです。
『ものづくりの原点』
大企業ともなれば、1つの製品をつくるための各工程を分業制で行っています。
研究開発、設計、生産技術、品質保証等の役割が与えられ、その役割の範囲内で仕事をします。
しかし中小企業では、すべての工程を自分(もしくは少人数のチーム)で担当することになります。
「あなたは何ができる人ですか?」との問いに対して、
「○○という製品の品質保証ができます。」ではなく「○○という製品を作れます。」
と答えられるのが、ものづくりの原点であり、中小企業の技術者なのです。
もちろん一人ひとりの志向によるところが大きいと思います。
一概に「中小企業より大企業の方がいい」というのではなく、
それぞれのメリット・デメリットをしっかり認識したうえで、
職業選択をしていただくことが大切ではないでしょうか。
同社の技術職は求人No.1762。ご興味あればご覧ください。
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