2013/09/12Thu
こんにちは。転職エージェント
リージョンズ株式会社の佐藤です。
転職希望者の方から、「面接で企業に聞いてはいけないことはありますか?」と質問されることがあります。誰でも、面接の場面では、相手に良い印象を持ってもらいたいという気持ちがありますから、質問の意図はとても理解できます。
この問いに対して、私はいつも、「ありません。」と答えています。なぜならば、企業や求人内容に関して疑問や不安が残っている状態では、仮に内定が得られたとしても、入社すべきか否か決断できないからです。また、「恐らく●●だろう」と勝手に推測をしてしまうことも危険です。
では、好き勝手に面接官に聞けば良いかというと、当然そうではありません。
今回、お伝えしたいポイントは2つ。
<①質問する相手(面接官)の立場や役職を考慮して質問する>
営業職を志望しているあなたは質問したいことが2つあり、「詳細な仕事内容」と「全社的な経営ビジョン」だとしましょう。そして、応募企業の選考の流れとして、一次面接は営業部長、二次面接は社長が面接官です。このケースでは、一次面接の営業部長には「詳細な仕事内容」、二次面接の社長には「全社的な経営ビジョン」を質問するべきです。なぜならば、質問内容が相手(面接官)の日常業務に直結しているため、あなたの意に沿った回答を得られやすいと考えられるからです。また相手(面接官)にとっても、回答しやすい質問と言えるでしょう。
<②質問の意図を正確に伝える>
労務環境などに関する質問は、相手(面接官)に「仕事への意欲がないのでは」という誤解を与えてしまう懸念から慎重になる方が多いようです。しかし入社の決断のために必要であれば、避けては通れません。ではどうするかというと、その質問の意図を相手(面接官)に正確に理解してもらうことで誤解は防げます。その方法として、例えば、質問の前に枕詞をつけることがあげられます。「事前に覚悟だけはしておきたいので、・・・」などです。こうしたちょっとした相手(面接官)への配慮で、印象も違ってきます。
※なお、念のため付け加えますが、嘘は絶対にいけませんので、枕詞も自分自身の本心で伝えましょう。
これらのポイントを、今後の面接において、参考にしていただければ幸いです。
栃木県(宇都宮市)の転職支援・求人情報ならリージョナルキャリア栃木へ