2013/12/10Tue
その会社へは今回が初回訪問でした。私は会社へ訪問する前には、できる限りの情報収集をして臨むことにしているのですが、事前の情報収集で最初に思いつくのが、ホームページを見ることではないでしょうか?失礼ながら、その会社のホームページは決して作りこまれたものではなく、どちらかというと手作り感があるホームページでした(恐らく多額の費用をかけているわけではないと思います)。しかしそのホームページには経営理念がしっかりと記載されていて、人としての温かみがあるメッセージに溢れています。社長はどのような考えで経営をしているのか、そこで働く人たちはどんな気持ちで仕事をしているのか。文字にしてしまうと無機質に思えてしまいがちですが、感情のこもった言葉は文字でも訴えてくるものがあります。この時点ではあくまで推測でしかありませんが、このホームページをみて私は「素晴らしい会社だろう」と直感的に思いました。
さて、私はこのようなイメージを抱いて会社にお伺いしたのですが、結論から言うと、私の直感は当たっていました。会社に入るとすぐに社員の方が気が付いて丁寧に声をかけてきてくれますので、訪問者は「歓迎されている」という気持ちになります。私はどのようにしてこうした会社につくりあげたのか、社長に直接聞いてみたいと思いました。打ち合わせの中で、私がこの想いをお伝えすると、社長は謙遜されていましたが、会社や社員、顧客に対する想いを語って聞かせてくれました。特に印象に残ったことは、顧客との手紙のやりとりです。同社には顧客から毎月約1000通の手紙が届くそうですが、それに対して1枚1枚手書きで返信をしているそうです。当然手紙の内容はお褒めの言葉だけとは限りません。なかにはご指摘やクレームといったものもありますが、それに対して今後の改善策もしっかりと記載して返信されるそうです。この話を聞いたとき、こうした一つひとつの積み重ねが、ホームページのメッセージや受付での対応など、すべてに繋がっているのだなと身が引き締まる思いでした。
こうして記載すると同社の良い面だけを強調したように見えるかもしれませんが、本当に感動するほどの対応でした。今回は私自身、模範になるような会社から学びを得る機会を得られたことで非常に勉強になりました。同社には感謝です。
リージョンズ株式会社 北関東カンパニー 佐藤照昭