平成26年5月の栃木県における有効求人倍率は0.97倍という数値になっています。
平成25年5月では0.82倍でしたので1年間で0.15ポイント上昇しています。
一般的に0.7倍を超えると企業としては採用しにくい状況となります。
1年前の0.82倍から現状の0.97倍に上昇していることから
企業としては、人材の採用が非常に難しい時と言えます。
しかしながら、採用難の時においても事業を成長させていくために
必要な人材採用を実現している企業もあります。
日々、多くの経営者さんや採用責任者さんとお会いしている中で
適切な採用が出来ている企業に共通していることがあると感じています。
それは、『高い採用意欲』です。
景気の波や有効求人倍率の上下にある程度は左右されながらも
その時々で採用するためのアイデアを捻り出し、実行しています。
平日休みであったが土日休みに変更する、残業代を1分単位で全額支払う、
職種の枠に囚われず良い人材であれば採用し能力に合わせた職種を作り出す、など
ほんの一例ではありますが様々な対策を打っています。
翻って、転職希望者さんにも同様の事が言えます。
良い転職を実現される方にも共通していることがあります。
それは、『高い転職意欲』です。
転職によって実現したい事がはっきりしていて、そこへ向けた行動を継続しています。
多くの企業が採用に乗り出し、求人数が増加している状況で
様々な求人を比較検討し悩んでしまうと思いますが
本当に実現したい事の決定とそこへ向けた行動の継続が良い転職への近道だと思っています。