結婚、出産など人生のライフイベントによって
働き方が左右されることが多い女性。
女性が抱く仕事の悩みやキャリアの描き方について、
毎回テーマを設定し考えていこうと思います!
どうぞおつきあいください。
弊社へのエントリーのうち、女性の希望職で多いのが「事務職」。
事務職を希望してるけど、中々決まらない...
そんな悩みを抱えた女性も多いのではないでしょうか?
先日、新しく栃木県労働局より発表された統計情報より、
こんなデータがあります。(2014年5月結果)
実はこれ、栃木県内の「事務職」に関するデータをあらわしたものです。
■有効求人数...事務職の求人がでている数
■有効求職者...事務職を希望している人の数(「うち女」は女性の数)
■有効倍率...求人に対する求職者の割合
よく耳にする「求人倍率」とは、
求職者1人あたりに何件の求人があるかを示すものです。
つまり、求人倍率が1.0倍より高ければ、
求人を探している人より求人の数の方が多いため、
一概にはいえませんが、就職も決まりやすい状況といえます。
求人を出している企業が多い、ということで経済が活発で景気がよいともみれるでしょう。
話を戻します。
2014年5月の栃木県における全体の求人倍率は0.98倍となっているので、
それを圧倒的に事務職は下回っています。
求人の数よりも求職者の数がとても多い状況です。
とはいえこれ、
2014年5月に限ったことではなく、
私が人材の仕事を始めた5年前からこんな状況だったので、
何か経済や時代の志向が変わらない限り、常に変わらない部分のような気がします。
そして栃木に限らず、全国的に同じような感じです。
つまり、女性の事務職人気は今のところ普遍的なものであるということ。
では、なぜ人気なのでしょうか?
事務職は求人数としては他よりも少なく、
求人が多く就職しやすいから人気、というわけでもなさそうです。
一番は、女性の仕事への志向によるものではないでしょうか?
「事務職」といえば・・・・
・定時でちゃんと帰れそう
・コピーとりやお茶だし、来客対応など誰でもできる仕事が多そう
・一日中社内にいられる仕事だから楽そう
・結婚や出産での退職も問題なさそう
・パソコン操作できれば採用してくれそう
ちょっと偏見もまじってますが...大きくまとめれば、
★ワークライフバランスの良い仕事
★経験や知識がなくともできる仕事
こんな2つの観点のイメージから、
「事務職」を志望する女性が多いのではないでしょうか?
私も数々の事務募集を行っている企業様とお会いしてきましたが、
これだけ求職者がいるにもかかわらず、
「応募は来ているんだけど、なかなか決まらないんだよね」という声を聞きます。
つまり、事務職を希望する女性の志向と、
企業が事務職の人に求めるものがマッチしない状況が多く生まれているのです。
なぜそんなことが起きているのか?
長くなってきましたので、次回の更新で言及してみたいと思います!
みなさまお楽しみに!
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島田