転職成功者インタビュー

仙波糖化工業株式会社
吉田一昌さん(仮名・商品開発) 26歳

婚約者との新生活のため、栃木へIターン。化学の知識が活かせる仕事で、充実の日々。

大学院で農芸化学を学び、釣具メーカーで開発を担当していた吉田一昌さん。大学で知り合った女性との婚約をきっかけに、婚約者が暮らす栃木へのIターン転職を考えた。「農芸化学の知識が活かせる仕事」を軸に仕事探しをスタートさせたものの、なかなかピンとくる企業に巡り会えない。そこで栃木の情報に強いリージョナルキャリア栃木を頼ったところ、食品素材開発・製造を行う仙波糖化工業株式会社という、志向にぴったり合った会社を紹介された。同社で粉末飲料開発に携わる傍ら、婚約者と共に自然豊かな栃木での充実した暮らしをスタートさせた吉田さんに、仕事や生活について伺った。(※本記事の内容は、2022年7月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで約90日間

転職前

業種
釣具メーカー
職種
開発設計
業務内容
釣竿に使用する材料選定や製品の金型設計

転職後

業種
商品開発
職種
食品素材メーカー
業務内容
「スプレードライ」という製法を用いた食品素材の開発

農芸化学の知識を活かし、粉末飲料開発として力を発揮。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

仙波糖化工業は、プリン用カラメル色素やインスタントラーメンの粉末スープ、粉末のお茶やコーンスープなど、身近にある様々な食品の素材を開発・製造するメーカーです。それらを食品メーカーに提供したり、自社ブランドの販売も行うなど、幅広く展開しています。

私が担当しているのは、主に粉末飲料です。液体、または液体・固体の混合物を気体中に噴霧して急速に乾燥させる「スプレードライ」という製法があります。この技術を用いて、様々な食品素材の開発にあたっています。スプレードライは水や牛乳に溶かして摂取する食品を大量に作るのに適しており、食品ロスを少なくできる優れた製法ですが、一方、高温にさらされても風味を損なわないようにする工夫が必要です。

当社の食品は「焙焼」「乾燥」「冷凍」「組立」という4つのプロセスを経て誕生します。求める味・風味・色合いに加え、安全性・保存性などをバランスよく実現するには、各工程でのレベルアップが欠かせません。原料選定から配合・加工法の検討まで、様々な面でアイデアを出しながら開発を進めています。

入社してまだ6ヶ月で、わからないことも多いのですが、周囲の先輩や上司に支えてもらいながら、一つずつ技術を身に付けているところです。

入社前のご経歴を教えてください。

北海道の大学院で農芸化学(化学を応用して食や環境について幅広く研究する領域)を学びました。食品分野とは大変親和性の高い領域だと思います。修了後は釣具メーカーに就職し、そこでは釣竿に使用する材料選定や製品の金型設計を担当していました。

転職のきっかけは?

大学時代に知り合った女性と婚約することになりました。将来の伴侶が栃木で働いているため、私が栃木に引っ越そうと考えたのです。

私は出身は愛知、大学は北海道と、栃木はまったく縁もゆかりもない土地でしたが、新たな生活のスタートにそれほど躊躇はありませんでした。前職の釣具開発にもやりがいは感じていましたが、農芸化学の知識をもっと活かせる仕事が他にもあるのではないかと考えたのも、動機の一つかもしれません。

転職活動はどのように進めましたか?

最初は転職情報サイトで企業情報を収集しつつ、大手の転職コンサルティング会社にも登録しました。しかし、栃木に関する企業情報はあまりもらえません。いくつか紹介があっても、仕事内容や給与の面で興味がわかない案件が多かったのです。

それで再度「栃木」と「転職」をキーワードに検索し、ヒットしたのがリージョナルキャリア栃木です。地元に根ざして活動している転職コンサルティング会社なので、私の志向に合いそうな企業をいろいろ紹介してくれました。対応もとても丁寧で、信頼の置けるものでしたね。

今の会社に決めたポイントは?

勤務地が栃木であること、仕事内容が食品系の開発であることを軸として、給与や待遇など様々な点を検討しました。リージョナルキャリア栃木からの紹介案件はどれも魅力的でしたが、最後の決め手は、仙波糖化工業の方と話して「自分に合いそう」と感じたことです。前職の給与水準は栃木より高かったと思いますが、仙波糖化工業はそういった面も最大限考慮してくれました。

自然豊かな栃木で、プライベートも満喫している。

転職していかがですか?

開発部は約30名が所属しており、それぞれの従業員がテーマを抱えて開発にあたっています。私はその中でも、年齢的にもキャリア的にも一番若い部類です。それでも、あれこれ細かく指示されるのではなく、ある程度自分の裁量で業務を進めていくことができます。

もちろん、期限内で成果をしっかり出さないといけません。手順に迷うことも多々あります。そんな時は、周囲の先輩がいろいろなアドバイスをくれます。みんな物腰がやわらかく、とても居心地がいいですね。仕事・待遇に加え職場環境の面でも、かなり恵まれていると思います。

転職して良かったと思うことは?

「パートナーとの新たな暮らしを始めるため、栃木にIターンする」「自分の知識が活かせそうな、食品分野の仕事を探す」という点を重視して始めた転職活動ですが、どちらも実現できました。初めて栃木という土地にやってきて、自然が豊かで暮らしやすい地域であることも実感しました。仕事・プライベート・環境のいずれの面も納得のいく選択ができ、満足しています。

仕事は忙しいといっても残業に追い立てられるほどではなく、十分なオフタイムも取れています。思う存分、趣味の釣りができるようになったのも、良かった点の一つです。

困っていることや課題はありますか?

一番は、自分の未熟さですね。大体4つくらいのテーマを抱え、並行して開発を進めるのですが、自分の中の蓄積が浅いので、常に120%くらいで動かないとうまく成果を出せません。開発という仕事にマニュアルはなく、大事なのはオリジナルのアイデアやひらめきです。それを生み出すための経験がまだまだ足りないと痛感します。しかし、簡単ではないからこそ開発は面白い、とも思います。

生活面の変化はありましたか?

栃木にやってきて、婚約者と賃貸マンションで暮らしています。信頼できるパートナーと一緒に暮らすのは、いいものです。

前職時代の食事は外食ばかりでしたが、それも減りました。休日は、買い物やアウトドアのレジャーなど、パートナーと一緒によく出かけています。キャンプや釣りにも行きます。栃木は自然が豊かで、アウトドアの楽しみ方もいろいろあり、とても充実しています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職をしたことがない人にとって、転職は大きな決断であり、なかなか踏み出せないかもしれません。でも決して難しいことではなく、自分の優先順位を明確にして、情報収集をしっかりすれば、新たな選択肢が見えてくると思います。迷った時には、転職を経験したことのある身近な先輩にアドバイスをもらうのも、一つの手ではないでしょうか。

私も転職にあたり、経験者の先輩といろいろ話したことで、元気づけられたりもしました。そういう先輩が身近にいない人は、コンサルタントに相談するのもいいと思います。転職志望者の悩みにきめ細かく寄り添ってくれるコンサルタントこそ、頼りになる存在ですよ。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
高山 綾美

吉田さんとの出会いは「栃木へU・Iターン転職を考える方のための個別キャリア相談会」でした。面談の中で、パートナーとの新たな暮らしに向けた前向きなお気持ちと、一方で「遠隔での転職活動は栃木の情報を入手しづらい」という不安なお気持ちをひしひしと感じ、ぜひお力になりたいと思いました。栃木へのIターンの実現とともに、「農芸化学の知識が活かせる仕事がしたい」という軸も語ってくれた吉田さん。インタビューにて「仕事・プライベート・環境のいずれの面も納得のいく選択ができた」という言葉を聞いて、そのご支援ができたことを大変嬉しく思っています。栃木での、吉田さんとパートナーさんの幸せとご活躍を心から祈念しています。

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