転職成功者インタビュー | リージョナルHERO
群馬県でSEをしていた山本さんは35歳の時、家族のために転職・移住を決断した。きっかけは、里帰り出産で栃木県の実家へ戻っていた奥さんから、「このまま栃木で暮らせないか」と相談されたこと。驚いた山本さんだったが、群馬には頼れる家族も友人もいなく、自身も残業や出張の多い日々で、その気持ちは理解できた。現職に不満はなかったが、妻子のために栃木への転職活動を開始。最終的に選んだのは、異業種の会社だった。「おかげで家族との時間だけでなく、自分の時間も増えました。転職してよかったと心から思います」とほほえむ山本さんの体験談を紹介しよう。
小林龍也さん(仮名)は、地元での転職で出会った食品原料メーカーで働き方や待遇が大きく改善されたという。職種は前職と同じ「総務・人事」だが、以前の職場は慢性的な人手不足のため、仕事は連日深夜まで及び、休日出勤も当たり前だったという。ところが転職後は、遅い日でも19時には帰宅できるので、家族との時間を大切にしつつ、将来を見据えた資格の勉強もできるようになった。そのうえ各種手当についても充実しており、「福利厚生の手厚さは大手にも負けない」とのこと。「社名を見ただけでは、こんなにいい会社だということはわかりませんでした。紹介してくれたコンサルタントにはとても感謝しています」と喜ぶ小林さんの転職体験談を伺った。
西村健治さん(仮名)は、栃木県内での転職に成功したリージョナルヒーロー。転職を決断した理由は、仕事とプライベート、それぞれにあった。前職は約10年勤務し、やりがいを感じながらも将来への漠然とした不安を抱えていたという。平日も土日も子どもと接する時間をあまり持てなかった。それでも当初は本気で転職先を探すほどの気持ちになれず、不安を抱えながらも働き続けていたという。そんな西村さんの背中を押したのが、リージョンズからのメールだった。「同じ県内、同じ業界でも、全く知らなかった」という今の会社に転職。会社の規模は小さくなったが、出会いのネットワーク、将来への夢は大きく広がった。家にも早く帰れるようになり、子どもと過ごす時間も大幅に増加。「転職してお金では代えられないものを、今は手にしています」と西村さんは満足そうに体験談を語ってくれた。
松田和明さん(仮名)がかつて勤めていたのは、名前を聞けば誰でも知っているような大企業だった。収入も高く、はたから見ればうらやましいような環境。しかし実際は、仕事に追われる日々に悩んでいたという。加えてある一定の等級からは『みなし労働時間制』が適用され、残業代がカットされるが業務量は変わらず、当然、モチベーションはダウン。振り返れば、家族は置き去りで子どもが小さかった頃の記憶もほとんどない。そこで思い切って新たな人生への挑戦を決めた。そしてリージョンズから紹介されたのは、栃木に本社がある自動車部品メーカー。初めて名前を聞く会社だったが、面接で「ここだ!」と直感したという。世界中に取引先をひろげている成長企業で、教育体系の構築というやりがいのある仕事を任されながらも、家族との時間が当たり前にとれる。「収入は前の方が高いけれど、戻りたいとは思いません。今の生活の方が絶対にいいから」と、松田さんは体験談を熱く語ってくれた。
地方へのU・Iターン転職は、自分のためだけにあるのではない。井口祐平さん(仮名)は、妻の地元である北関東へIターン転職をしたリージョナルヒーローだ。大学院を卒業後、関西で新薬の開発に携わっていた井口さん。同じ職場で知り合った女性と結婚したが、奥様は地元で1人暮らしの母親のことが心配だった。その想いを知った井口さんは、北関東での転職先を探し始めた。ところが、専門性の高い研究職はなかなか求人がない。PCに向き合い、インターネットで求人情報を探し続けること、約2年。リージョンズからの紹介でようやく出会えたのが、今の職場だった。最終面接前には、骨折し、一度は面接の機会を失いかけた。しかし、さまざまな困難を乗り越えて、希望通りの転職をかなえた井口さんに、その道のりを語っていただいた。
「仕事の楽しさと、会社の規模は関係ないですね。」と明るく話す佐々木京子さん(仮名)がかつて働いていたのは、グループ会社も含めると8000人規模になる一部上場企業。海外営業担当として、外国を飛び回っていたという。一見華やかなその生活は常に寂しさと隣り合わせでもあったという。勤務地は、ふるさとから遠く離れた大阪。会社の同僚以外、友人も知人もいない。常に仕事に没頭し、会社と家を往復するだけの生活。そんな味気ない日々に終止符を打つために転職活動を始めたが、当初は難航。無意識のうちに、会社の規模や収入にばかり目が行ってしまっていたのだ。キャリアコンサルタントとの面談を通し、本当の優先順位を整理。その結果見つけたのが、50名ほどの会社で、初めて挑戦する「総務」という仕事だった。
宮本啓太さん(仮名)は、東京から栃木への転職に成功したリージョナルヒーロー。東京では3つの会社を経験したが、いずれも時間が不規則な職場だった。そこで結婚を機に、奥さんの実家がある栃木県へ生活拠点を移すことを決意。「でも、働きながら、どうやって栃木への転職活動をすればいいのだろう?」と考えた宮本さんは、リージョンズにエントリー。そして、今までの経験を活かせるウェブ制作会社への入社を実現した。今回の職場は勤務時間も規則的で、休日も計画的にとれる。子どもが生まれても安心だ。「しかも今回受けたのは、この1社だけ。びっくりするくらいスムーズだった」と喜ぶ宮本さんにお話をうかがった。