転職成功者インタビュー

株式会社テイセンテクノ
上原剛さん(仮名・生産管理) 32歳

往復4時間の通勤をやめ、栃木へ。営業経験を活かし、特殊防災車づくりを支える。

大手旅行会社と鉄道会社のグループ会社で約10年にわたり営業を担当してきた上原さん。栃木県内の自宅から都内へ、片道約2時間をかけて通勤していた。

子どもが生まれて栃木県内にマイホームを構えたものの、帰宅しても子どもの寝顔を見るだけ。「この生活をあと何十年も続けられるだろうか」と考え、家族との時間を大切にできる仕事を栃木県内で探し始めた。

転職先に選んだのは、救助工作車をはじめとする特殊防災車両をつくる株式会社テイセンテクノ。面接前の工場見学で、目の前で1台の救助工作車ができあがっていく姿に感動し、入社を決意した。現在は生産計画部で営業経験を活かしながらものづくりを支えている上原さんに、ものづくりの現場で得た手応えを伺った。

※本記事の内容は、2026年10月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで44日間

転職前

業種
鉄道関連事業
職種
法人営業
業務内容
鉄道会社グループ事業者向け電子マネー決済端末の販売営業、既存顧客の入替・トラブル対応、新規顧客への導入サポート

転職後

業種
特殊車両(防災消防関連車両等)メーカー
職種
生産管理
業務内容
年間生産台数に対する生産プロセスの計画と工程立案。外注先の日程調整・管理、完成車両の陸送手配

帰宅しても子どもの寝顔を見るだけ。片道2時間の通勤をやめる決断。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

テイセンテクノは救助工作車をはじめとする特殊防災車両をつくる会社です。私は生産計画部に所属し、年間販売台数に基づく生産プロセスの計画や工程の立案を担当しています。外注先との日程調整や管理も主な仕事で、一部の案件ではグループ会社との営業窓口も担当しています。

設計や製造の現場から工程の進捗確認の問い合わせを受けることも多く、社内外のさまざまな人との調整が必要なので、これまで営業で培ってきたコミュニケーション力が活きています。

入社前のご経歴を教えてください。

東京都内の大学を卒業後、大手旅行会社に入社しました。3年間営業を担当し、会議・イベントの運営や手配に携わりました。その後、鉄道会社のグループ会社へ転職し、約7年間営業を経験。電子決済端末の販売・導入支援や電子マネーセンターの運営などを担当しました。

当時は栃木県内の自宅から都内まで片道約2時間。テレワーク制度はありましたが対面対応も多く、週3〜4回、多いときには毎日通勤していました。朝6時ごろに起きて7時の電車に乗り、帰宅は21時〜22時ごろが当たり前の生活でした。

転職のきっかけは?

一番のきっかけは、子どもが生まれ、栃木県内にマイホームを構えたことです。子どもは当時2歳で、帰宅しても寝顔を見るだけという生活が続いていました。

長時間の通勤を続けるなかで、将来的な体調面での不安もあり、「この生活をあと何十年も続けられるだろうか」と考えるようになりました。

これから長く働いていくためにも、家族との時間を大切にしたい。その想いが強くなり、栃木県内で転職することを決めました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職先を探す軸は二つありました。一つは、栃木県内で自宅から無理なく通え、家族との時間を確保できること。もう一つは、社会貢献につながる仕事であることです。前職がインフラ関係の仕事だったため、この軸は変えずに探しました。

大手の転職サイトにも登録しましたが、次第に栃木の事情まで踏み込んで話せる相手に相談したいと考えるようになりました。

「栃木県 転職」と検索してリージョナルキャリア栃木(運営:リージョンズ株式会社)を見つけ、サイトに掲載されているインタビュー記事を読んで、「栃木にもこんなに魅力的な会社があるんだ」と気付きました。

ここなら自分の軸に合う会社を見つけられると思い、栃木県での転職支援に特化しているリージョナルキャリア栃木に転職サポートをお願いしました。コンサルタントの高山さんには親身にアドバイスをいただき、とても心強かったです。

今の会社に決めたポイントは?

大きかったのは、面接前の工場見学です。全国へ販売される救助工作車をつくっている会社が栃木県内にあるとは、それまで知りませんでした。

目の前で1台の救助工作車ができあがっていく姿を目にして、純粋に感動しました。「自分の仕事が目に見える形で社会に残る」ところにも魅力を感じました。また、見学時はフランクに対応してもらえ、人に対して温かくオープンな会社だという印象も受けました。

もともとの転職の軸だった、営業経験を活かしながら新しい仕事に挑戦できる点や、栃木に根ざして働ける点も合致していました。「栃木県で家族と暮らしていく」という理想をテイセンテクノであれば実現できると感じました。

朝と夜に子どもと過ごせる毎日へ。通勤時間の短縮が暮らしを変えた。

転職していかがですか?

現在は図面を読み解き、ボディーの仕様を外注先へ伝える仕事もしています。最初は図面の読み方を覚えることなどに戸惑いましたが、新しいことを学ぶ面白さがあります。

救助工作車は部品数が非常に多く、一つ欠けても次の工程へ進めません。「この部品をどのタイミングで投入するか」を考え、現場と調整するところに難しさと面白さを感じています。

設計が図面を引き、購買が資材を手配し、製造がつくり、品質保証が品質を確認する。1台の車両を完成させる一連の流れに多くの社員が関わっており、全員でものづくりに向き合う一体感があります。

転職して良かったと思うことは?

完成した車両をお客さまへ届ける陸送の手配も担当しています。官公庁向けの仕事が多いため、年度末の3月は納期管理が特に重要になります。

多いときには週2〜3台のペースで車両を工場から「出場」させます。自分が携わった救助工作車が完成し、工場から次々と旅立っていく姿を見たときは感動しました。すべての架装が終わり、一区切りついたときには大きな達成感があります。

困っていることや課題はありますか?

前職のように役割が明確に分かれている環境とは異なるため、入社当初は戸惑うこともありました。さまざまな車両製造の工程が同時進行するため、その時々の状況に合わせて「対応できる人が自発的に動いて助け合う」文化があります。

一方で、業務の仕組みや役割分担をさらに整理できれば、より効率的に仕事を進められるとも感じています。自分自身も日々の業務に関わるなかで、より良い進め方を考えていきたいです。

年間生産台数を現在よりも伸ばすという目標の実現に向けて、生産計画を整えることはもちろん、外注先との連携もこれまで以上に強化していきたいと考えています。

これまで営業で培ってきた社外との関係づくりの経験を活かし、外注先との調整をより円滑に進めることで、会社全体の目標達成に貢献していきたいです。

生活面の変化はありましたか?

家族との時間を確保できるようになったのが一番大きな変化です。寝顔を見るだけだった生活から、朝は子どもと会話し、帰宅後には一緒にお風呂に入ったり、食事をしたりできるようになりました。

通勤時間も大幅に短くなりました。浮いた時間を使ってジムに通い始め、身体を動かす時間もつくれています。

以前、これまでの人生でどれくらい電車に乗ってきたのか計算したことがあり、「これ以上、通勤時間で家族との時間を削りたくない」と思っていましたが、今はその時間を自分の健康や家族のために使えています。

転職前は妻に負担をかけてしまっていましたが、転職後は夫婦で協力しながら子育てできる環境に変えられました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私自身、最初は大きな変化に不安がありました。それでも、自分の軸を変えずに転職活動を進め、迷ったときにも立ち返ることができました。勤務地や年収などの条件ももちろん大切です。でも、一番重要なのは「自分がどう生きたいか」という軸です。

まずは「自分が本当に実現したい生活や理想の暮らし」に立ち返って考えてみてください。そこから、自分にとって大切な転職の軸が見えてくるのではないでしょうか。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
高山 綾美

上原さんと初めてお話しした際、「家族と過ごす時間を大切にしたい」「だから栃木で良い企業を探したい」という切実な想いを受け取ったことが印象に残っています。

テイセンテクノ社の工場見学は私も伺ったことがあり、上原さんが「救助工作車ができあがる姿に純粋に感動した」と話された気持ちが、よくわかりました。この「手ざわり感」こそ、転職活動においてとても重要な感覚だと思っています。

上原さんは、終始ぶれることなく明確な軸を持って転職活動を進められていました。インタビューの最後にも、「偉そうにすみません」と謙遜しながら、まっすぐなメッセージを届けてくださいました。これからも、上原さんとご家族の栃木での毎日を応援しています。

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