2022.10.31
【自転車のまち宇都宮】世界最高峰の自転車レースが3年ぶりに開催
こんにちは。リージョナルキャリア栃木のコンサルタント、鎌田真知子です。
2022年10月14日(金)~16日(日)、「自転車のまち宇都宮」が誇る、世界最高峰の自動車ロードレースの一つである「ジャパンカップサイクルロードレース」が3年ぶりに開催されました。
弊社オフィスのある駅前の大通りもコースとなり、歩道は人が歩けないほどの観衆が集まり、非常に盛り上がりました。
※以下、写真はすべて弊社スタッフの撮影です。
弊社オフィス前は人だかりでポジションを確保できず、オリオン通り近くの折返しコーナーで撮影しました(こちらの方がナイスポジション!)。
ロードレースとクリテリウム
自転車競技は、一般的に8種類ほどの種目があるそうです。ジャパンカップサイクルロードレースの競技種目は「ロードレース」「クリテリウム」の2種類で、2日目の競技がクリテリウム、3日目の競技がロードレースでした(初日はステージイベント)。
「ロードレース」はツール・ド・フランスやオリンピックでもおなじみの種目で、高低差のある一般公道100~200km程度(大会によって距離は異なる)を走り、その速さを競う競技です。2020年東京オリンピックのコースは東京・神奈川・山梨・静岡をまたぐ234kmのコースでしたが、本大会のコースは宇都宮市郊外にある宇都宮市森林公園1周10.3kmのコースを14周する総距離144.2kmです。観客としては、選手が一瞬にして過ぎ去るのではなく、周回する様子を何度も見られるのは面白いですね。
弊社オフィスのある大通りで繰り広げられたのは「クリテリウム」と言う種目でした。クリテリウムは1周1~5km程度の短い距離かつコーナーの多いコースで、市街地などを会場とするのが特徴のようです。本大会では、JR宇都宮駅から東武宇都宮駅に続く大通りが会場となり、1周2.25kmを15周、総距離33.75kmのコースでした。数分刻みで周回してくることになりますので、観客としてはロードレースの周回どころではないですね。ロードレースと競輪種目を合わせたような感じでしょうか。
※引用:ジャパンカップサイクルロードレース公式HP(最終閲覧日:2022年10月31日)
文章で2.25kmと書いてしまうと「ふーん」という感じですが、片道3車線で日常的にバスが行き交っているような街中の道路で、92名の選手が競輪のようにクルクル走っている姿はまさに圧巻としか言いようがありません。今回の優勝者のタイムは41分14秒、3分弱で1周という計算になります。下の写真を見ると、速さを競うというよりも、勝負の駆け引きが見どころの競技なのだろうと思います。
地元の選手も熱戦
今年は世界トップクラスのワールドチームを含む全18チーム108人が出場し、3日間で13万人近くが観戦したビッグな大会。その中に「宇都宮ブリッツェン」「那須ブラーゼン」といった地元のチームの活躍も目立ちました。また、本レースに先立って、栃木県の高校生を中心に24名が参加した「ホープフルクリテリウム」(日本自転車競技連盟と全国高等学校体育連盟自転車競技部門の公式・公認レース)が催されるなど、地元が主役の大会であるようにも思いました。
高校生のレース「ホープフルクリテリウム」
優勝は地元栃木の作新学院高校の浅野選手でした!
自転車のまち宇都宮
この大会の原点は、1990年「世界選手権自転車競技大会」がアジアで初めて宇都宮市で開催されたことです。そしてその2年後の1992年にジャパンカップロードレースがスタートしました。30年も前から宇都宮は世界に名の知れた「自転車のまち」だったのです。
市政も「自転車のまち宇都宮」を推進しています。サイクリングロードの整備が進められていることはもちろん、自転車のまちならではの施策も見かけます。「自転車の駅」は、自転車修理用工具及や空気入れポンプの無料貸出や、スポーツバイク用の駐輪ラックを完備しています。観光施設やコンビニなどと連携して設置されているためトイレや休憩スペースなども備えており、市内に点在しています。
その他にも放置自転車を再利用したレンタサイクルの貸し出し場所が市内の駅を中心に8か所設けられており、1日100円で借りることができます。
朝のオリオン通りは学生のサイクリングロードのよう。
栃木いちご国体、ジャパンサイクルロードレースとスポーツイベントで今年の宇都宮は盛り上がりました。手軽に借りられる自転車で、街中を散策してみるもの面白そうです。
※参考:「自転車のまち」宇都宮の推進施策(最終閲覧日:2022年10月31日)
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