2023.04.06
栃木~北海道の移動ルート4選!それぞれのメリット・デメリット
こんにちは。リージョナルキャリア栃木のコンサルタント、鎌田です。
全国旅行支援(※)の延長が決定し、私の住む北海道も今年の7月14日宿泊分までの期間が対象となることが決まりました。
今回は、栃木にお住まいの方で「今年は北海道に行こう!」とお考えの方の参考になればと思い、栃木(宇都宮)から北海道(札幌)までの移動ルートについて、私の経験・感想も交えてご紹介します。
※現在「全国旅行支援」は終了しています。
また、記事は2023年3月時点のものです。最新の情報ではありませんのでご注意ください。
【その1】まずは王道「宇都宮→羽田空港→新千歳空港」
羽田―新千歳空港路線は国内屈指のドル箱路線と言われており、航空会社ではJAL、ANA、AIR DO、スカイマークの4社、合計1日50便以上が就航しています。利用者も多く価格競争も進んでいるためか、早割やパックなどを利用すれば比較的お得な料金で利用することができます。
県内から羽田空港までの公共交通機関は、新幹線や在来線はもちろん、お住まいのエリアによっては、東武線で都内まで行き、地下鉄浅草線に乗り継いで羽田空港までという方法があります。(私は、栃木を担当するようになって間もない頃に、羽田空港から佐野までのルート検索をしたら、浅草乗り換えの案内が出てきて驚いたことがありました!)
羽田空港を利用するメリットとして私が感じていることは「便数が多い」点で、特に欠航や遅延も発生する冬場には羽田ルートを使うようにしています。欠航となったときに、振替えられる便数が多い点は安心です。また、札幌から宇都宮に向かう際(栃木在住の方には帰路)に飛行機の遅延が発生しても、新幹線や在来線の本数も多いため乗り継ぎ時間を気にしなくてもなんとかなります。デメリットは、東京駅や羽田空港は「とにかく人が多い」「構内(港内)が大きいため結構歩く」ことでしょうか。
羽田空港まで
◆新幹線・在来線・高速バス
宇都宮-東京の新幹線料金は通常時期で自由席4,490円。新幹線所要時間は50分程度ですが、そこから先、浜松町でモノレールに乗り換えて羽田空港までの所要時間は、1時間30分程度でしょうか。運賃は合計で4,982円です。
在来線の場合には、同じく浜松町でモノレールに乗り換えて羽田空港までいくと所要時間2時間30分程度、運賃は2,472円です。
また、宇都宮から鹿沼・佐野を経由して羽田空港に向かうリムジンバスもあります。運賃は3,900円(所要時間は2時間50分程度)で、空港までは乗り換え不要で楽、安心感はあるのですが、1日6便と便数が少なめで、空港行は時間帯が早朝(宇都宮駅で3~8時台まで)に限られている点が難点です。
◆東武線
東武線足利市駅-浅草まで「特急リバティりょうもう」を利用し、浅草駅で都営浅草線に乗り換えて羽田空港まで行った場合の料金は2,580円、所要時間2時間10分程度となるようです。(※2023年3月)
【その2】小旅行気分が味わえる!意外とおすすめ「宇都宮→仙台空港→新千歳空港」
宇都宮から新幹線を利用して仙台まで行き、そこから仙台空港アクセス線に乗り継いで仙台空港、飛行機を利用して新千歳へ、というコースです。
仙台―新千歳空港路線はJAL、ANAのほか、AIR DO、Peach、IBEXエアラインズの5社で、合計で1日に20便程度が就航しています。LCCのPeachや、仙台空港と大阪空港を拠点とするリージョナル航空会社のIBEXが就航していることから、航空券についてはコスト重視の選択も可能です。仙台-新千歳の飛行時間は1時間程度ですので、多少座席が狭くてもあっという間です。
しかし、新幹線の料金が宇都宮-仙台で8,040円(所要時間70~90分程度)、那須塩原-仙台で6,050円(所要時間70~80分程度)と、場合によってはLCCの飛行機代より高くなる金額となってしまい、思ったほど安くないという印象です。
これまでの経験では、宇都宮から羽田経由、仙台経由とも新幹線を利用した場合、トータルでは所要時間も金額もそれほど変わらなかったように記憶しています。
それでも仙台空港を利用するメリットは「新幹線の中で駅弁を食べたくなるくらいの時間・空間的な余裕がある」という点です。宇都宮から東京までの新幹線はいつもそれなりに混雑していて通勤電車の延長のような雰囲気があるのですが、宇都宮から仙台までの新幹線の中は比較的ゆったりしていて、小旅行気分に浸ることができます。
一方デメリットとしては、新幹線、仙台空港アクセス線の本数が多くないため、タイミングによっては乗り継ぎの待ち時間が膨らむという点です。
【その3】自家用車で移動の方に便利!「茨城空港→新千歳空港」
私が次回の出張で試してみたいと思っているのが、茨城空港を利用するルートです。宇都宮から札幌の移動についてGoogle検索してもこのルートが提案されることはないので、今まで考えたことがありませんでした。
茨城―新千歳空港路線はスカイマークのみが就航しており、1日2便の運航です。空港から最寄り駅の水戸駅までは高速バスの利用で、運賃は1,100円(所要時間は40分程度)です。茨城空港は国内線の全便数が1日7便しかなく、バスは飛行機の時間にほぼ合わせて運行されていることからコンパクトな移動が可能です。宇都宮駅から水戸駅までは小山駅で乗り換えて約2時間かかりますので、思ったよりは遠いなあという印象です。
このルートが私にとっておすすめかどうかは次回出張の際に検討してみたいと思っていますが、栃木県民が茨城空港を利用する最大のメリットは「空港の駐車場代が無料」ということではないでしょうか。小さなお子さんがいるご家庭や、友人3~4人のグループで旅行を検討される場合には、荷物の持ち運びも楽な自家用車での移動はポイントが高いかもしれません。
【その4】長旅ながらも鉄道好きには外せない!新幹線利用
もちろん陸路でも、札幌まで行くことが可能です。北海道新幹線は現在新函館北斗駅が終点ですので、その先「特急北斗」に乗り換えて札幌まで行く、というルートです。私は出張で使ったことはありませんが、札幌から盛岡(岩手)までの帰省で何度か利用したことがあります。
宇都宮から新函館北斗までの所要時間は3時間20~30分程度で、北海道の地に降り立つまでは割と近いという印象です。しかし新函館北斗から札幌までの「特急北斗」の所要時間も3時間30分程度。朝宇都宮を出発して札幌につくのは夕方です。
北海道新幹線は2030年に札幌まで開通する予定ですがニセコ・小樽経由となり、現在の特急北斗のルートは通りません。海沿いをまっすぐに走る特急北斗の旅も、北海道の自然を感じられる忘れられない風景になると思いますので、時間に余裕のある旅をする方にはぜひ試していただきたいルートです。
最後に
このブログを作成している3月下旬、宇都宮は桜が開花したとのことですが、札幌周辺の桜の見頃は例年ですとゴールデンウィークです。その後5月下旬頃からはライラック、6月下旬頃からはラベンダーと続きます。
今年は久しぶりに旅行の計画を立てる方もいらっしゃると思います。北海道も候補地としてぜひご検討なさってください。
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