2023.06.07
ミヤラン2023に参加してみたらヤバかった...。
こんにちは。リージョナルキャリア栃木のコンサルタント、簑輪です。
今回は「ミヤラン2023」に参加しましたので、イベントの概要とオススメポイントを中心にご紹介させていただきます。
ミヤランとは
栃木県宇都宮市で開催されるファンランイベント。
宇都宮の外周を一周している「宇都宮環状線(宮環)」を走りながら、「給スイーツポイント」と称される休憩所にある栃木県内の美味しいスイーツを食べることができる、走って食べて楽しいイベントです。
しかし!たかがファンランと侮るなかれ。
宇都宮環状線を一周する最長のコースは"ほぼ"フルマラソン(42.195㎞)の距離を走るので、楽しそうだからと気楽にエントリーすると痛い目を見ます。(ちなみに10年ほど前に私も参加して痛い目を見ました(笑))
ミヤランは、宇都宮市街地を走るマラソン大会を作りたいというマラソン愛好家有志の方々が集って平成24年に第一回大会が開催されました。
直近では新型コロナウイルス感染症の影響で2020年中止、2021年、2022年は規模を縮小しての開催でしたので例年通りの開催は今年が4年ぶりで、第一回から通して12回目の開催です。
楽しみながら走り、同市の魅力を発信したいという想いから従来のマラソン大会のような交通規制はかけずに、交通ルールを守りながら地元のスイーツを楽しめるイベントとなっております。

大会公式HP:https://miyarun.com/(最終閲覧日:2023年6月7日)
イベント概要
・イベント名:ミヤラン2023
・開催日:2023年6月4日(日)※雨天決行
・メイン会場:宇都宮城址公園 〒320-0817 栃木県宇都宮市本丸町1-3520外
(サブ会場:宇都宮大学陽東キャンパス 〒321-0904 栃木県宇都宮市陽東7丁目1-2)
※メイン会場からサブ会場まではシャトルバスが運行しています。
・コース:宇都宮環状線一周を含む宇都宮市内のコース

種目
①ミヤラン(定員600名)参加費:7,700円
宇都宮環状線一周(35.6㎞)を含む約42㎞のコース。給スイーツポイント10か所。
参加資格:18歳以上(高校生を除く)
②ハーフミヤラン(定員400名)参加費:6,600円
宇都宮大学陽東キャンパスから宮環を通り宇都宮城址公園まで走る約20㎞のコース。給スイーツポイント5か所。
参加資格:18歳以上(高校生を除く)
③ちびミヤラン(定員150組300名)参加費:4,500円
宇都宮城址公園の周りを走る約1.5㎞のコース。給スイーツポイント2か所。
参加資格:親子(完走が可能であれば未就学児でも可)
④ひょっこり勝手にミヤラン(定員300名)参加費:8,800円
ミヤランに自由に参加できるプラン。スタート・ゴールも定められておらず自分が走りたいところを走り食べたいスイーツを食べられる「甘々」なプラン。
参加資格:18歳以上(高校生を除く)
エントリー
エントリーは「スポーツエントリー」にて受け付けておりました。
今回はリージョンズの栃木メンバー3人でエントリーしようと、早速イベントにエントリーしました。
参加種目については「長くて過酷だけれどもミヤランに参加して全スイーツを食べたいなぁ」という想いと「スイーツの数は少なくなっても距離が短いハーフの方がいいかなぁ」という想いが錯綜しながら最後にはやっぱりこの種目にエントリーすることにしました。
「ひょっこり勝手にミヤラン」
なんて魅力的なプランなのでしょう!
走りたいときに走ればいい。スイーツは全部食べられる。最悪、走らなくてもスイーツだけ食べてもいいなんてまさに私にぴったりな「甘々」なプランです!
全カテゴリーの中で最も参加費が高いのが気になりますがそこは私も大人ですので躊躇なくエントリーしました。
事前郵送物
大会2週間前ぐらいになると大会実行委員会から郵送物が届きました。
内容物はこちら。

・大会プログラム
・ひょっこり勝手にミヤランコースのご案内
・ゼッケン
・大会公式Tシャツ
・大会協賛企業のチラシ
が入っておりました。
ゼッケンにはニックネームを記入できる欄があり、路上や給スイーツポイントで記入したニックネームを呼んでくれます。
そしてひと際目を引いたのがこのTシャツ

公式キャラクターなのかわかりませんがパンダ、めっちゃ可愛い。
そしてバックプリントには、

まさにバックプリント。前面とリンクして背面側がプリントされておりました。
ひょっこり勝手にミヤランの参加者は一般の方と区別できるようにこれを着て参加します。
そして大会1週間前になるとさらに郵送物が届きました。
内容物がこちら。

参加賞が届きました。
参加賞1つ目が、

このデカタオル。
広げてみると想像の1.5倍大きかったです。
そしてもう一つ入っていたのは、

これは何...?
色々といじってみると、

蓋みたいなやつが取れた!
さらにいじってみると、

伸びた!!
案内を読んでみるとこちらはエコカップ。
ゴミをなくすために当日はこのカップを持って走り休憩所での給水をこのカップで提供してもらうそうです。
SDGsにも取り組んでいて素晴らしいですね!
当日
さぁ、いよいよ当日を迎えました!
どこからスタートしてもよいプランですがせっかくならイベントの空気を味わいたいという事でメイン会場の宇都宮城址公園へ。

会場に着く頃にはすでにスタートが始まっており、20名ほどのグループで順次走り出していました。
「ひょっこり勝手にミヤラン」に参加する人は特に受付もありませんので、会場に着いて程なくしてから他参加者と同じ場所からスタートしました。
なお、今回走ったのは栃木メンバーの私(簑輪)と扇谷の2名で、高山が車で追いかけながらマネージャーをしてくれました。
少し進むと宇都宮市街地の真ん中にそびえる二荒山神社が見えてきました。
階段手前にあるバンバ広場ではよくイベントも開催されており、先日はバスケの3×3の大会も行われておりました。

そのまま大通りを走っていくと、1.4㎞地点で第一「給スイーツポイント」が!
こちらでは、バウムハウス樹凛のバウムクーヘンが提供されていました。

第一給スイーツポイントから3㎞ほど走ると、次の給スイーツポイントが...と思いきや、ここは折り返し後の給スイーツポイントだったらしく、スイーツが食べられませんでした。
「帰りにここでシューアイスが食べられるので頑張ってくださいねー!」とボランティアの方に声援をいただいたので、次の給スイーツポイントは2㎞先なのですが、やむを得ずそこまで走ることに。
程なくして本イベントのメインコースである「宇都宮環状線」に出ました。普段は車でしか通らない道を走るのは新鮮でしたし、車では気付かないような景色も見ることができました!

しばらく走ると、やっと第二給スイーツポイントに到着。

ここでは、ドリンクとマカロンが提供されていました。
気付けばすでに6㎞を走っており、残体力にも自身がなかったので2人とも高山の車に乗り込み、次の給スイーツポイントまでワープ!!
つきました。第3給スイーツポイント。

栃木県総合運動公園の近くです。
ずっと走って辛そうな方を横目に、車でワープしてきたことに対する罪悪感を噛みしめながらスイーツを美味しくいただきました。
次の区間は扇谷が一人で走ることに。普段から筋トレに勤しんでいるだけあり、さすがの体力です。私は同じく高山の車でワープです。

4.8㎞先に第4給スイーツポイントがありました。
ここはインターパークの近くです。
もうここまで来たのかと思いましたが、よく考えたら私はあまり走っていません。

さて、そろそろ私も走るか。という事で、次の区間は扇谷とバトンタッチして私が走りました。3.6㎞の区間でしたが、この日は快晴で時間も正午に近付き暑さが体力を奪っていきます。
第4給スイーツポイントを出発すると、すぐに新4号線に出て車が多く走る横をランしていきました。あまり変わらない景色、ほとばしる暑さ、一人で走る寂しさが相まって身体も気持ちも折れかけましたが、なんとか第5給スイーツポイントに到着。

このポイントは全く日陰がなく、休めそうな場所もないなぁと思っていたところ、「テントの中どうぞ!」とボランティアの方が声をかけてくれました。
若く見えたので聞くと、宇都宮市内の学生さんだそうです。改めて確認すると、このイベントには多くの学生さんが大会ボランティアとして協力しており、メイン会場や各給スイーツポイント、コース上で補助してくれていました。
しかも皆さんいい人ばかりで、「お疲れ様です」や「頑張ってください」と来るランナー全員に声をかけてくれていました。イベントの中でもとても印象的で沢山の元気をいただきました。
ボランティアの皆さん、ありがとうございました!
話は戻り、次の区間は距離的に(約7㎞)簑輪、扇谷ともにワープを選択。
ワープしている途中で今年8月に開通予定のLRTがありました。

走りながらこのような風景が見られるのもミヤランの魅力ですね!
そうこうしているうちに第6給スイーツポイントに到着。

にしざわ食堂という定食屋さんの駐車場をお借りしていました。
この辺りになると、体力が無くなってきているのか歩いている人も目立ちました。時折ワープしているにもかかわらずこんなにしんどいのだから、歩く人の気持ちもわかります。
そして、次の区間は2.8㎞と距離が短いのと見どころがあるため意を決して私が走ることに。
しかし、ここまで10㎞弱走ってきた身体はすでに悲鳴を上げており、走り出した途端に脚と腹筋に痛みが...。痛みに耐えながら少し走ると見どころポイントに到着!

そう、この歩道橋です。この歩道橋は宮環と4号線が交差する箇所にあり、ミヤランで最も過酷な場所です。
交通規制を行わないミヤランだからこそ歩道橋を渡るコースになるのでしょう。さすがにこの階段は皆さん歩いて渡っていました。そして渡り切った先にある景色がこれ。


普段車で通っている道を上から見下ろすと、なんだか優越感がありました。
いい景色も見られてリフレッシュできたので、さあ走ろう!と思ったのも束の間。やはり体力は限界を迎えておりました。その後は走ることができず、歩いてやっと第6給スイーツポイントにたどり着きました

ラスクが提供されていましたが体力が限界を迎えていた私は食べることができず...(申し訳ない)。
次の区間は扇谷にバトンタッチしました。
この区間にも見どころがありました。

こちらは長岡百穴と呼ばれる古墳です。大通り沿いにこんなに目立つ古墳があるのも珍しいですよね!
長岡百穴古墳についての詳細はこちら:https://utsunomiya-8story.jp/search_post/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E7%99%BE%E7%A9%B4%E5%8F%A4%E5%A2%B3/(最終閲覧日:2023年6月7日)
無事に第7給スイーツポイントまでたどり着きましたが、ここまで来たらさすがに扇谷もしんどそうでした。

お互いに疲れ果てた2人は迷わずワープを選択。
第8給スイーツポイントまで車で移動しました。

扇谷もこの表情です。
走ってはいないですがしっかりとスイーツはいただき、次の給スイーツポイントまでまたワープかと思いきや、扇谷が「走ります!」と力強い一言。
私も誘われましたが無心で断りました。
次の給スイーツポイントは待ちに待ったシューアイス!コース上最後のスイーツです。

ここにきて復活したのか、空元気なのか扇谷が最後まで走ると言い出し、私はゴール手前1㎞地点までワープし、扇谷と合流してゴールを目指すことにしました。
なぜ私が限界の身体に鞭打って最後に走ったかというと、最後のコースはここ。

オリオン通りを走るからです。
オリオン通りは普段歩いて通ることはあれどイベントで走ることはありませんから、普段とは違ういい機会でした。
途中にあるオリオンスクエアと呼ばれるイベント広場では、フラダンスの発表会もやっていました。

そしてオリオン通りの出口まで行くと、

こんなオブジェが...!こちらこそありがとう!
(これがこの時にできる最高の笑顔でした)
オリオン通りを抜け、いよいよゴールへ。
最終コーナーを曲がると、両サイドにボランティアの方々が並んで大きな声援を送ってくれました!

最後の最後まで手厚いご声援ありがとうございます。
そしてゴール後には最後の給スイーツポイントが待っていました。

15㎞ほどしか走っていないのに最後は達成感に満ち溢れていました。
ひょっこり勝手にミヤラン万歳!
最後に
普段は車以外ではなかなか通らない道を走ることで、気付かなかったことに気付いて新たな魅力を発見できる素敵なイベントでした。また、宇都宮の美味しいスイーツも食べられて、今度お店にも行きたいと思わせてくれるようなものばかりでした。
これだけスイーツが食べられて参加賞も実用的なものでお得なイベントだと思います。魅力いっぱい、スイーツいっぱいのミヤラン、来年の開催も期待しています!
改めて、大会実行委員会の皆さん、ボランティアの皆さん、素敵なイベントを開催してくれてありがとうございました!
※画像は全て筆者撮影です。
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